加圧鋳造/カアツチュウゾウ/vacuum saaisted casting
水蒸気圧を利用した鋳造方法。お椀状の圧迫蓋に水分を含ませた石綿を詰め、
湯を流した鋳型にかぶせ、石綿の水分が湯の熱で沸騰し水蒸気圧で湯を鋳型内に圧入する。
小物や単品制作などに利用される。
別名 圧迫鋳造/アッパクチュウゾウ/pressure cup casting
がい/替/price per carat
ダイヤモンドを始めとする宝石取引で質量あたりの単価を指す業界用語。
多くは「がい」=「1ct」を指す。
貝パール
養殖真珠と同様に核を用いて製造された模造真珠。
核は天然の貝殻などが用いられ、その核に塗装をする。
界面活性剤/カイメンカッセイザイ/surfactant
油分と水分を混じり合わせて汚れを落とす動きをするもの。
石鹸や洗剤なども界面活性剤。
化学研磨/カガクケンマ/chemical polishing
研磨したい物を薬液に浸し、通電や物を動かしながら化学反応を促進させて
表面の粗い金属肌を溶解させて光沢を出す方法。
核/カク/nucleus
有核養殖真珠を制作するのに用いられる物資。真珠層を巻かせるもの。
主に貝殻を丸く珠状にしたものを入れることが大半である。
貝殻以外にもセラミックや人工物を入れることもある。
拡散/カクサン/diffusion
物質が他の物質と接触したときに、均質な混合物になろうとする現象。
気体間、液体間では活発だが、個体同士、個体と他の様態は常温では起こりづらい。
拡散接合/カクサンセツゴウ/diffusion junction
母材を溶解させることなく加熱、加圧保持し、接合面同士の原子を拡散させ、金属学的に
接合部を得る方法。
別名 熱圧着/ネツアッチャク/
加工硬化/カコウコウカ/work hardening
金属に、力を加えて(圧延、鍛金)加工したときに、その部分の組織の抵抗が増す現象。
歪みが増して硬さや引張強度が上昇する。
かしめ/riveting
重なる部材を貫通する穴に、ピンを通して固定すること。
カット/cut
宝石を切り落として形作る成形加工。
次の各項目をまとめて「カット」を表す。
①シェイプ/shape
上面から見た、全体の外郭の形。(ラウンド.オーバル.バケット.など)
②スタイル/style
カットの様式。(カボション.ブリリアント.ステップ.など)
③フィニッシュ/finish
研磨面の仕上がり状態。
④プロポーション/proportion
カットの正しい形状。
ガーネット/garnet
ケイ酸塩鉱物グループのガラス光沢がある宝石。
色は無色.黄色.褐色.緑色.黒色.赤色がある。1月の誕生石。
宝石以外にも梨地肌をだす金剛砂やホーニングの砥粒、研削剤として用いる。
モース硬度は6.5-7.5
和名は柘榴石
カーネリアン/carnelian
赤~橙色の無地で半透明の玉髄(カルセドニー)を指す。
モース硬度6.5-7
和名 紅玉髄
カラスガイ/karasugai mussel
アジアの淡水に生息する二枚貝。かつての中国産淡水真珠の母貝。
日本の琵琶湖淡水養殖真珠の母貝でイケチョウガイと共に用いられた。
カボション カット/cabochon cut
丸いドーム状に研磨された石。スタンダードなカットの一つ。
カーボランダム/carborundum
炭化ケイ素質砥粒の総称。元々は、この砥粒を最初に製造した会社の商品名が
一般化した。炭素(corbon)やコランダム(酸化アルミニウム:corundum)に間違いやすい。
カメオ/cameo
宝石や貝殻に人物や絵柄を浮き彫りにした物を指す。現代の主な生産国は貝殻のカメオは
イタリア、宝石(主に瑪瑙)はドイツのイーダーオーバーシュタインが有名。
カラーチャンジ宝石/color change stone
自然光と人工光下で色調が異なった見える変色性の宝石。
アレキサンドライト、ガーネット、トルマリン、サファイヤ、スピネル
などで変色性を示すものがある。
カラット/carat
ダイヤモンドなどの宝石の重さの単位。
古くは中近東でいなご豆(カロブ:carob)が金の取引(分銅)に使用されていたのが
一個が平均で約0.2gと比較的均質しているので宝石にも使用されたと思われる。
語源はカロブ豆。記号は「ct 」1ct=0.2g=200mg
カラット/karat(carat)
金合金の品位を24分率で表示する方式。記号はK。
金属の品位は千分率で表すが金の場合はカラット表示が一般的である。
ヨーロッパなどでは「18K」のように「K」を後ろに表示する場合がある。
アメリカは「karat」ではなく「carat」で表示する。イギリスは金も宝石も
「carat」である。
カルセドニー/chalcedony
潜晶質の石英をカルセドニー(玉髄)という。
色や模様などで分類される。
カーネリアン(紅玉髄)/クリソプレーズ(緑玉髄)/など
モース硬度6-7
和名 玉髄
還元/カンゲン/reduction
酸素化合物中から酸素原子を取り去ること。
鋳造作業の溶湯中の金属から酸素を取り出す脱酸は還元の一種である。
還元炎/カンゲンエン/reduction flame
酸素が供給不足するために、酸化炎に比べ温度が低い燃焼炎部分。
かんざし/kanzashi
束ねた髪や髪型を保持し飾る、日本の伝統的な装身具。